今日から授業開始。
何だか内藤に避けられている気がした。
時々あいつはよく分からない。
・・・
今日の授業はというとしょっぱなから
やる気0だった。
2コマのオートマトンは苦手だし
3コマの基礎解析は要するに
微分方程式とか言われるし先生はあれだし・・・。
今日で大体履修科目は決まった。
さて今期はどうなるのやら。
帰って仮眠して夕飯食ってバイト。
今日はN先輩最後の日。
一緒に刺身食ったり色々アドバイスしてくれたり
皆から愛されてるほんとにいい先輩でした。
10時に行くとレジ番の先輩がいました。
汗だくで相当つらそう。
コンビニのレジとは訳が違う。
金曜のレジ番。
それすなわち案内人。
店内の席という席を全て知り尽くし客の相手をする。
止め処なく流れてくる客をさばく。
流れくるは店外だけではない。
店内の退店する客までも裁く。
手が開けば料理を運ぶのもまた仕事のうちである。
しかしそのような事、この時間においては稀。
もとよりそんな余裕などないのだ。
故に汗だく。
そんな先輩を見て俺も気を引き締める。
相変わらず手際は悪いが一生懸命にやった。
それが今の俺にできる精一杯の努力だった。
本日の失態は酒をこぼした事である。
毎度ながらよくある。
流石に3度、4度目ともなると慣れてくる。
ソレは対応が粗末になるという意味ではなく
対応が良くなるという意味で。
幸い客に被害は無かった。
気構え次第で大分変わるものである。
今日の俺は5分で持ち直した。
体は疲れていたが精神はまだ気迫で満ちていた。
そうしていつのまにやら5時になり残務を片付ける。
そうして向かえた別れの時。
このまますんなり終わってしまうものだと思った。
最後の挨拶さえ交わすものの俺とN先輩との
関係は今、ここで終わってしまうものだと思った。
なぜならここはカオス。
そんな地に赴いた俺が求めるものは馴れ合いではない
故に、そんなものは無用。
馴れ合いなどするかと思っていた俺だが
人は簡単に変われるものではないし
場所を変えたからと言って俺はそう器用に
人格をコントロールできる人間ではなかった。
Nさんの親友で厨房の先輩は俺にこういった。
プレゼント用の色紙に
「お前も何か書いとけよ!」
バイト暦6年のOさんにはこういわれた。
「この後(送別会の)飲み会来るよね?」
バイトのメンバーでの飲み。
誘われないわけが無い。
誘わなければ色々問題があるからだ。
しかしそんな事を考えるのは無粋。
素直に俺は喜び、N先輩との最後の時は始まった。
朝の10時までやっている飲み屋へ移動。
楽しいときを過ごした。
色々と面白かった。
バイクなので酒は遠慮した。
飲んで騒ぎたい所だったがそこは抑える。
まだ俺の地を出すには早すぎる。
自分の性格はよく分かっている。
諸刃の剣ともいえるソレは俺を知っている人間と
知らない人間とでは効果が真逆。
認められるか、拒絶されるか・・・。
地は出さないで正解だった。
それでも十分楽しかったのだから。
最後の会計の時
俺はいくらかと尋ねるとジュースしか飲んで無いので
380\だといわれた。
いくらなんでも安すぎる。
申し訳なかったが財布にはそんなに入って
いなかったのでありがたかった。
閉店前、最後に皆で書いた色紙をプレゼントして終了。
最後の別れ際。
皆は俺とは別の方向へ行く。
そこでN先輩を呼び止める。
状況は1対1
何の邪魔も入らない。
そこで彼にありったけの感謝の意を込めて
「ありがとうございました」と告げた。
わずか2ヶ月という短い間だったが
いい先輩に出会えてよかった。
ありがとうございました。
そして帰る。
流石にボロボロですぐに眠りに着いた。
昼11時。
寝て起きたらまた飲み会である。
今は体を休める事だけを考えて眠りに着いた。
避けられている・・・?
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